「転職」これは大きな人生の決断です。
実際に経験した人は「転職してよかった」、「絶対に転職すべきじゃない」などコメントは分かれるところです。なぜ、同じように転職活動をしても感想に差がうまれるのでしょうか?
現状、転職を考えてはいるものの多くの人はなかなか実行に移せていないと思います。今回は、転職でなぜ差がうまれるのか、そして、転職活動で利用すべき転職サービスについて解説します。
マイナビエージェント・リクルートエージェント・ビズリーチ…誰もが聞いたことのある転職サービスはどんな違いがあるのでしょうか?
転職したいけど…抱える不安や失敗しないための必要な準備について
「転職」について調べている人の多くが失敗に対する不安を覚えているでしょう。実際、さまざまな経験談があるので何が正解か、導き出すのが難しくなっています。そこでまずは、転職までの道のりを知っておきましょう。
20・30代で転職を考える理由とは?
20・30代の幅広い層に、転職は関心を寄せられています。その理由としては
・今の職場に不満がある
・キャリアアップのため
・もっとスキルを活かしたい
・人間関係に問題がある
・上司から評価されない
などが挙げられます。しかし、それはごく一部の理由で実際に転職を考える人には小さな悩みが積もっていることでしょう。ですが、20・30代というのは転職においてはチャンスです。
年齢が上がりすぎる前に、新しいライフプランを考えることはとても重要です。実際、転職に関するイメージ調査とその実態においてはある程度ギャップがあるので、フラットな気持ちで探ってみるといいですよ。
転職前に準備しておくべきことは多い
転職に踏み切れない人の多くが「転職の流れや準備すべきものがわからない」という悩みを持っています。
しかし、実際の採用までの流れは普通の就職活動となんら変わりません。
1:事前準備
2:書類作成
3:応募
4:面接
5:内定
ただし、現在働いている職場を「退職してから」なのか、「並行して進める」という方法をとるのか、人それぞれ分かれる部分です。並行して転職活動を進める場合、内定をもらってからやめづらくなったり、契約上の問題があるなどするため、「退職」に関わる要綱に目を通し、人事部などがある場合は相談をしましょう。
集中して転職活動をしたい方は現職を退職後に進めるのがいいですが、転職活動自体、目安としては2〜3ヶ月かかります。一概には言えませんが目安を頭に入れて行動することが求められます。
したがって、事前に「現職の退職時期」「転職活動の進め方」の2点は明確に持っておきましょう。
転職時には何を優先すべきか!職種?年収?自分のスキルは活かせる?
実際に転職活動を始める際、自分のスキルやビジョンがはっきりしていないといけません。現状や業界の同行、転職活動の進め方など知っておくべきことはたくさんありますよ!
転職すべきじゃない段階もある
「転職したい!」感情が先走ることはどうしてもあります…。
同僚が転職したり、近しい友人が転職成功して収入が上がったりしている姿をみるとつい憧れてしまいますよね。しかし、勢いまかせはNG!転職すべきじゃない段階もあるので自分が当てはまらないかチェックしてみましょう。
☑︎最近、周囲に転職活動をしている人がいて関心を持った
☑︎今の会社に不満はないが「なんとなく」将来が不安
☑︎前々から関心はあるが決断しきれないでいる
☑︎「とにかく仕事を辞めたい」という感情がある
☑︎年収を単純にあげたい
大まかに5つのチェックポイントをあげましたがどのくらい当てはまりましたか?実は、転職活動をするときは「仕事を辞めたい」「年収をあげたい」「将来が不安」「なんとなく」、こういった漠然とした気持ちでは乗り切れません…。
特に気持ちの体力が重要になる転職活動。日々の仕事と並行する場合にはなおさらです。仕事を辞めたい、辛い、職場環境で気分が冴えない人は「うつ状態」にある可能性も…。あくまで仮定の話ですが、気づいたら職場に対する不安やストレスが病となっている可能性もあります。この状態では転職活動は難しいでしょう。
年齢の問題も加味しながら具体的に掘り下げを
転職活動において気になるのは年齢の問題です。厚生労働省による令和2年度の転職入職者状況をみると20~24歳男性・12.7%、女性全体(パート等も含める)・16.2%。25~29歳男性・12.2%、女性全体(同上)・19.7%となっています。
これが30代に差し込むと男性は次の5歳を11.1%、7.6%と、尻窄みにその率は下降します。女性の場合はパート等も含まれるので大まかに横ばいです。
企業勤めの場合、20代のうちに転職ができる、しやすい、という傾向がみて取れるでしょう。ただし、30代まで今の勤め先にいる方は役所などがついてくるケースもあり、20代の時に考えていたほど転職に関心が向かなくなるケースも想定されます。
どちらにせよ、もし転職に関心があるのであれば、転職活動前にしっかりと自分のビジョンを掘り下げ、進め方を検討しておくのは重要ですよ。
転職サイトって何が違うのか…大手3社の特徴とメリットについて
転職活動において重要な鍵を握ってくるのが「転職サイト」。多くのものがあり、広告等でもよく目にしますよね!ただ、実績も重要です。転職においては特にエージェントの力も必要な部分ですので、しっかりと各転職サイトの特徴やメリットを抑えて、自分にあった転職サイトを見つけましょう。
マイナビエージェントの特徴・メリット
マイナビエージェントはマイナビが出す転職サポートサイトです。ただ、マイナビ転職とは違い、経験豊富なキャリアアドバイザーがサポートにまわります。そのため、初めて転職活動をするような20代前半からの支持が厚く、利用しやすいのが特徴です。
ちなみにマイナビ転職との大きな違いは、求人情報に対するアプローチが自分で行うか、キャリアアドバイザーが代行するか、が挙げられます。もちろんマイナビエージェントは後者であり、キャリアアドバイザーがスケジュール管理、応募などを代行してくれるのが強みですね!
ちなみに、業界ごとの専任アドバイザーが存在します。IT・WEB関連、金融業界、不動産・建設業、クリエイティブ職、MR・メディカル…などなど。若いスタッフも多く、20代のうちに年収アップ、やりがい、業界を変えたい!と意気込んでいる人にはメリットが多いです。
リクルートエージェントの特徴・メリット
リクルートエージェントは幅広い業種に対応し、20代〜30代、さらには40代など年齢の幅にも対応しています。その裏付けとして転職支援実績が業界でもトップ。他にも、厳選された非公開求人数が10万件以上あるとされています。
メリットとしては、転職活動におけるスピード感を補ってくれる部分です。やはり、転職できるかどうか…というのは日々不安に思うことだと思います。しかし、求人数や専門のサポートでそれらをカバーし、スピード感を持って転職へ導いてくれます。
参考:リクルートエージェント
ビズリーチの特徴・メリット
そして昨今、広告でも露出が高く、認知度も上がっているのが「ビズリーチ」。
ビズリーチは謳っている通り、ハイクラス向けの転職サイトとされています。つまり、「求人の質が高い」ということが魅力の一つです。年収をあげたい、自分のスキルをもっと認めて活躍できる場所が欲しい、そんな方にピッタリと言えるでしょう。
また、ヘッドハンターのほとんどが専門知識を持ち合わせており、その評判も上々です。このようなサポート、面接の練習、職務経歴書の添削などもあるため、仕事を続けながら転職活動を行うことができます。
他者と比較して、ハイクラス転職が可能なので、年収をあげたいと感じている人にはメリットが多いサービスです。
参考:ビズリーチ
転職を決断する前に!知っておくべきスムーズに進めるための3つのコツ
実際に、多くの転職サイトがあり、そのサポート体制は各社揃っているということは間違いありません。ただし、スムーズに進めるためのコツを抑えておくか抑えておかないかで、転職の成功率も変わりますよ!
自分のビジョン・目的、スキルを明確にする
決めておくべきことは2つ。
①ビジョン・目的を明確に
…現在の職場に疲れて業界ごと変えると、転職先で苦労することもあります。思い切りより、何を自分が変えたいのか明確にし、その転職先、数年後の自分を具体的に書き出しましょう。
②自分のスキルはなに?
…資格だけでなく、これまでの現職場でどのようなことをやってきたのか、どんなスキルが自分にはあるのか、明確にしておきましょう。転職先を探す際に思わぬ業界との出会いがありますよ!
転職サイトのサポートを理解する
3つに絞って今回は解説しましたが、転職サイトはたくさんあります。その中で自分がどの転職サイトにあっているのか、マッチするのか見極めも重要です。マイナビエージェント・リクナビエージェント・ビズリーチ、といった今回の3社はそれぞれに特徴がありわかりやすいです。
このようにあらかじめ比較して絞っておくと、転職サービス先も決めやすくなりますよ!
絞ることで各社の強みを理解することもできます。実際に利用するときに、転職サイトを使いこなせない人も多いので、そのサイトや自分の担当につくエージェントに不明点を聞き出し、いい関係性を築くことでいい転職ができますよ。
簡単なようで難しい…「他人と比較しない」
技術的なことではありませんが、やはり「他人と比較しない」というのが転職をスムーズに進めるためのコツの1つです。
なぜなら、転職活動を始めると多くのことが目に入り、耳に入り、情報が自分の中に流れ込みます。この時に軸をしっかり持っておくことが重要です。今の企業よりも「やりがい」を求めて転職するのであれば、羨ましいと感じるような年収面は横においておくべきです。
ただし、線引きをしっかりしておくのも重要。「年収は最低ラインをここ」と決めたり、また転職活動を現職と並行して行っている場合は「この日までに内定をもらう」と決めておくことでだらだらと続けることがなくなります。
転職活動のボーダーラインについては、転職エージェントと相談しながら進める面もありますが「縁がなかった」と割り切れるように、線を作っておくのも重要です。
とにかく「自分基準」を事前に作って進めてくださいね!
まとめ
マイナビエージェント・リクルートエージェント・ビズリーチ…誰もが聞いたことのある転職サービス。それぞれが同じことをやっているようで、実は違いがありましたね。もちろん他の転職サイトにもそれぞれの良さがあります。
自分で情報を仕入れて、比較し、自分の基準と照らし合わせながら進めるのがいいでしょう。
具体的に転職の意思を固めていくには多くの情報を取り入れることも重要です。深堀した内容などを頭に入れて、最高の転職に近づけるようにしていってくださいね!